2025年度
2025年12月19日
第141回 金属物性研究会ならびに軽金属学会支部研究会― 中国四国支部 チタン・チタン合金研究最前線 (8) ―が岡山大学で開催され、3件の研究発表を行いました。チタン合金の相変態や相変態に伴う機能発現(形状回復・形状進展という興味深い現象など)に関する深い議論をすることができ有意義な研究会でした。また、研究会後の研究交流会で、岡山大学の竹元先生ならびに研究室学生さんらと楽しく飲んで語って交流を深めました。
講演題目・講演者一覧
- 口頭発表:「Ti-Nb-Al合金α”相の昇温過程における相変態と形状回復・進展現象との関係」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇中江友哉、小林 千悟、岡野 聡 - 口頭発表:「Ti-Mo合金のα”相スピノーダル分解とα+β不連続析出」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇橋 一輝、小林 千悟、岡野 聡 - 口頭発表:「相変態における原子面シャフリングとシアーについて ~なぜ、多様な構造変化が生じるのか~」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇小林 千悟



2025年12月5日
第59回 「若手フォーラム」(日本金属学会・日本鉄鋼協会 中国四国支部,共催 軽金属学会 中国四国支部)が岡山国際交流センターで開催され、2件の研究発表を行いました。日本鉄鋼協会 支部優秀講演賞を受賞した三好優希君(当日、賞状授与されました)、軽金属学会 支部優秀講演賞を受賞した大貫颯太君が登壇しました。
講演題目・講演者一覧
- 口頭発表:18Cr-0.4Nb鋼中GPゾーン形成に及ぼす溶質拡散および空孔クラスターの影響
愛媛大学大学院理工学研究科◯三好優希、合田瑚(現:日亜化学工業)、小林千悟、岡野聡 - 口頭発表:Ti基板上における骨芽細胞の遺伝子発現に及ぼす細胞間距離の影響
愛媛大学大学院理工学研究科 〇大貫颯太、岡本威明、岡野 聡、小林千悟

2025年12月4日
熊本大学にてチタン合金の酸素分析実験ならびにEBSD結晶方位解析実験を実施しました。熊本大学の白石先生に朝から夜遅くまで測定いただき、良いEBSDデータが得られました。感謝です!当研究室と熊本大学の木口先生・白石先生との共同研究が一歩前進した感じです。当研究室でもEBSDデータがあとで解析できるように、MATLAB+MTEXで何とかしようかと模索中。

2025年11月10日
愛媛県県民文化会館 真珠の間で開催された、愛媛大学工学部エンジニアリングモールシンポジウム2025において、研究発表を15件行いました。
講演題目・講演者一覧
- ポスター発表:「Ti-6Al-4V ELI合金の配向金属組織による細胞制御」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇戸郷将熙、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「Ti-Cu合金を用いた抗菌材料開発とその応用」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇久森雄太、岡野 聡、小林千悟 - ポスター発表:「チタン合金の形状記憶特性に及ぼす昇温速度の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇寳壽康太、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「ゆらぎを用いた鉄鋼材料の高強度化」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇森岡朋哉、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「ゆらぎを利用したTi合金の特性制御による人工骨への応用」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇河部貴浩、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「液体中での損傷を抑える高硬度ハイエントロピー合金の開発」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇石田 匠、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「外科手術用ハサミの刃先用Ti合金の開発」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇橋 一輝、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「機械学習によるチタン合金の特性予測と最適パラメータ探索」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇友石捺南子、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「金属表面処理が細胞形態と遺伝子発現に与える影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇大貫颯太、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「親水化した金属板の濡れ性低下に及ぼす温度・湿度の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇伊藤 吟、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「低コストステンレス鋼におけるNb添加及び加工処理の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇金末祥太、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「低コスト酸素添加チタン合金の内部構造変化に及ぼす加工処理の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇中村柊太、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「南予地方の真珠貝殻を利用した骨形成促進高分子ファイバーの作製」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇岡野 聡、小林千悟 - ポスター発表:「微細組織制御によるステンレス鋼の高強度化」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇三好優希 、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「合金設計に基づく形状記憶チタン合金の特性制御」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇中江友哉、小林千悟、岡野 聡
2025年11月7日
B3の仮配属学生さんらの”歓迎”ソフトボール&懇親会を開催しました。ソフトボールの試合は、研究室内で3チーム(鉄鋼、チタン、細胞)をつくり、学年ごちゃまぜ&小林も参加して、楽しく試合をしました。細胞チームが優勝しました。また、晩には懇親会を”炭炉ばた こみ哉”で開催し、交流を深めました。



2025年11月1日
第8回 日本金属学会 第7分野講演会「金属系バイオマテリアルサイエンスの新展開(VII)」が神戸大学メドックイノベーションセンターで開催され、3件の研究発表を行いました。友石捺南子さんが、優秀ポスター賞を受賞しました!おめでとう!
(前泊したので、神戸周辺(一人は栃木から・・・)の卒業生さんらと懇親会もしました~。久しぶりに会う人も多く楽しく飲みました(^ ^♪)
講演題目・講演者一覧
- ポスター発表:「Ti-Nb系合金α”相の昇温過程における相変態挙動に及ぼす酸素添加効果」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇中江友哉、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「機械学習によるTi合金の機械的特性予測に及ぼす各種合金パラメータの影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇友石捺南子、小林千悟、岡野 聡 - ポスター発表:「Ti-5Mo-(0, 1)Al合金の焼入れ組織形成に及ぼすゆらぎ生成熱処理の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇河部貴浩、小林千悟、岡野 聡

2025年10月9日
研究室仮配属の3年生(B3)9名が、研究室メンバーに加わってくれました。研究室メンバー総勢36人になりました。研究室がさらに賑やかになって研究しています。

2025年10月4日
第17回軽金属学会 中国四国支部 講演大会が、香川大学で開催され、3件の研究発表を行いました。大貫颯太君が優秀講演賞を受賞しました!おめでとう! 頑張った後は、香川名物「骨付鳥🐔」で有名な”寄鳥味鳥”に行き、親鳥・若鳥両方楽しんだ後で、ワインを飲みに2次会へ・・・楽しい夜を過ごしました。
講演題目・講演者一覧
- 口頭発表:「プラズマ処理を施したTi板の濡れ性低下挙動に及ぼす温度・湿度の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇伊藤吟、岡野聡、小林千悟 - 口頭発表:「Ti基板上における骨芽細胞の播種密度が遺伝子発現に及ぼす影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇大貫颯太、岡本威明(教育学部)、岡野聡、小林千悟 - 口頭発表:「機械学習を用いたTi合金の機械的特性予測に及ぼす各種合金パラメータの影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇友石捺南子、小林千悟、岡野聡



2024年9月24-25日
名古屋大学の黒田健介教授にお越しいただき、学部の講義「機能材料特別講義」を2日間にわたって実施いただきました。「材料表面の親水性・疎水性制御に基づく表面改質の基礎と応用」と題して、素材の表面改質プロセス、生体適合性制御のための材料表面改質、そして、表面改質プロセスの工業適用と新たな展開についてご教授いただきました。当研究室の研究に直結する内容であり、当研究室の院生らも特別参加して勉強しました。
2025年9月11-12日
研究室ゼミ旅行でしまなみ海道(大三島、大崎上島など)に行きました。大三島で伯方の塩の工場へ行き、塩づくりの工程を学びながら、耐食性の高い金属材料(ステンレスならびにチタン)が塩づくりの工場では使われていることも学びました。当研究室ではステンレスとチタン合金の研究を行っているので、メンバー全員興味津々で説明を受けました。その後、きのえ温泉ホテル清風館に泊まり、海が見える露天風呂を楽しんで美味しい食事を食べて交流を深めました。









2025年8月25-26日
日本鉄鋼協会・日本金属学会 中国四国支部 鉄鋼第68回・金属第65回 合同講演大会が広島大学で開催され、5件の研究発表を行いました。三好優希君が優秀講演賞を受賞しました!おめでとう!また、2022年度に当研究室で修士課程を修了された藤井基さんと学会の懇親会後の2次会として、西条の夜の街で楽しく飲みました。
講演題目・講演者一覧
- 口頭発表:「VFeNbTaWハイエントロピー合金の硬度に及ぼすFe添加量の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇石田匠、小林 千悟、岡野 聡 - 口頭発表:「ステンレス鋼中GPゾーン形成に及ぼす溶質拡散および空孔クラスターの影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇三好優希、小林 千悟、岡野 聡
日本製鐵 濱田純一、吉澤俊希 - 口頭発表:「機械学習を用いたTi合金の機械的特性予測に及ぼす電子状態パラメータの影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇友石捺南子、小林千悟、岡野聡 - 口頭発表:「Ti-18at%Nb合金の昇温過程における微細組織その場TEM解析」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇寳壽康太、小林 千悟、岡野 聡 - 口頭発表:「Ti-6Al-4V ELI合金上の細胞伸展挙動に及ぼす金属組織の影響」
愛媛大学大学院理工学研究科 〇戸郷将熙、小林 千悟、岡野 聡
2025年8月6-7日
東京科学大学の細田秀樹教授にお越しいただき、大学院の講義「機能材料特別講義II」を実施いただきました。「先進構造・機能材料のための相安定性制御の基礎と応用」と題し、相ギブズエネルギーや状態図そして転位の基礎を確認し、その応用としての形状記憶効果の機構と最新の形状記憶合金研究について講義いただきました。

2025年8月1日
前学期終了お疲れさまということで、研究室の暑気払いをしました。
2025年6月29日-7月5日
材料の国際会議であるInternational Conference on PROCESSING & MANUFACTURING OF ADVANCED MATERIALS Processing, Properties, Fabrication and Applications(Thermec 2025)がフランスのUniversity of Toursで開催され、小林教授が基調講演を行いました。
講演題目・講演者一覧
- 口頭発表(基調講演)「Control of osteoblast cell behavior by titanium alloys’ microstructure」(7/2)
Ehime University: 〇Sengo Kobayashi and Satoshi Okano
2025年6月26日
学部3年生向け講義「金属材料学」の非常勤講師としてお越しいただいた潮田先生に研究御指導会を実施いただき、鉄鋼材料の相変態について学生・教員との議論をいただきました。
2025年6月9-10日
日本とインドとの国際ワークショップであるJapan-Indo Workshop on Advanced Light Metalsが熊本大学にて開催され、小林教授が招待講演を行いました。
講演題目・講演者一覧
- 口頭発表(招待講演)「Strengthening of biomedical Ti-Mo-O alloys by controlling spinodal decomposition and discontinuous precipitation」(6/9)
Ehime University: 〇Sengo Kobayashi
2025年6月2-6日
材料強度の国際会議であるThe 20th International Conference on Strength of Materials (ICSMA20)が京都国際会館にて開催され、2件の研究発表を行いました。
講演題目・講演者一覧
- ポスター講演「Effect of Oxygen Addition on Hardening and Phase Transformation of α” Phase in Ti-Nb Alloy」(6/3)
Ehime University: 〇Tomoya NAKAE, Sengo KOBAYASHI and Satoshi OKANO - 口頭発表(招待講演)「Effect of Oxygen Addition on Mechanical Properties and Phase Stability of Ti-Mo alloys」(6/5)
Ehime University: 〇Sengo Kobayashi, Shoma Shibata and Satoshi Okano
2025年5月16-18日
軽金属学会 第148回春期大会が北九州国際会議場にて開催され、2件の研究発表を行いました。
講演題目・講演者一覧
- 英語ポスター発表:「Effect of oxygen addition on the phase transformation of α” phase in Ti-Nb alloys during heating」(5/17)
Ehime University: 〇Tomoya NAKAE, Sengo KOBAYASHI and Satoshi OKANO - 口頭発表「Ti-Mo 合金の相構成および機械的特性に及ぼす合金元素分配の影響」(5/18)
愛媛大学大学院理工学研究科 〇小林 千悟、芝田翔真、岡野 聡
2025年4月2日
研究室のメンバーで、道後公園にてお花見をしました。飲み物やオードブルを買って、桜の木の下でのんびり桜を見ながらメンバー交流が出来ました。修了した芝田君がお酒1本提供してくれました。ありがとう!美味しかったです!